업무사례

共同出願契約の助言による中小企業の権利保護

共同出願契約の助言による中小企業の権利保護

共同出願契約の助言による中小企業の権利保護
Table of Contents

1. 事案の概要

依頼会社は大手企業二社との共同研究を通じて発明を完成させ、この発明について共同で特許出願を進める過程で、法律事務所インサイトに助言を依頼しました。依頼企業は、大手企業が作成した共同出願契約書の草案を検討した結果、実質的な権利と利益が十分に反映されていないという懸念を抱いていました。特に、特許出願手続、実施権、第三者に対する実施許諾などの主要条項において、相対的に不利な立場に置かれかねない点が中心的な問題でした。

2. 主要な争点および対応

法律事務所インサイトは、当該契約書草案に含まれる主要条項を綿密に検討した結果、次のような中心的争点を導き出し、対応策を策定しました。

持分構造と意思決定権限の不均衡:大手企業二社が3分の2の持分を共同で保有するものの、相互出資制限企業集団に属しており、一方の会社が他方の会社の筆頭株主である点を考慮すると、両社が実質的に同一の利害関係を有しうるため、依頼企業にとって不利に作用する可能性がありました。これを踏まえ、こうした関係の特殊性を契約に明記するよう誘導し、依頼企業の権益を事前に保護できるようにしました。

  1. 出願手続の透明性確保:大手企業が出願手続を主導する構造において、依頼企業が手続の進行状況を十分に把握できない可能性を考慮し、出願の進捗を共有することを義務づける条項を追加するよう助言しました。

  2. 実施権制限の緩和:特許法第99条第3項に基づき、共同特許権者の自由な実施権を過度に制限しないよう、契約条項に例外事由を明記し、他の自動車製造業者への納品の可能性などを考慮した柔軟な実施条件を反映するよう誘導しました。

  3. 第三者への実施許諾および実施料の配分:特許法上、通常実施権の許諾はすべての共有者の同意を要するため、この点を契約書に明確に反映させ、実施料は持分比率に応じて配分するものの、書面合意により別途定めることができるよう調整しました。

  4. 秘密保持義務および違反に対する制裁:発明内容の流出による被害を防止するため、秘密保持義務違反時の違約金規定を新設しつつ、損害賠償とは別個の契約上の制裁である旨を明示し、具体的な予防装置を設けました。

3. 結果および意義

あなたの法務チームの助言に基づき、修正された共同出願契約書は、依頼企業の法的権利と実質的利益がバランスよく反映されるよう再整備されました。特に、出願手続に関する情報アクセス性、実施権の自律性、実施料の公正な配分、第三者に対する統制権の確保など、中心的な権利が明確に規定されたことにより、今後発生しうる法的紛争や経営上のリスクを事前に予防できるようになりました。本件は、技術協力の過程において中小企業が大手企業との契約で自らの地位を十分に確保し、実質的な権利を保障されるためにどのような法的装置が必要かを示す代表的な事例と評価できます。

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