1. 依頼会社の状況
国内の先端素材企業は、日本と米国の技術協力会社とともにディスプレイ用新素材フィルムの共同開発を協議していました。しかし、主要な技術資料およびサンプルの交換が予定されていたため、技術流出防止と法的保護のための迅速かつ徹底した秘密保持契約(NDA)の締結が必要でした。特に、各国法人が関与する三者間契約であったため、法的要件と文言の整合性の確保が重要な課題でした。
2. あなたの法務チームの助言
あなたの法務チームは、依頼会社から初案の提供を受けた後、関連する法律リスクを検討し、実務上欠落していた保護条項を補完しました。三者間NDAでよく発生しうる情報の所有権、域外適用範囲、第三者提供の許容範囲などの主要争点について、構造的な整理を通じて調整案を提示しました。また、日本法の適用と国際仲裁条項が含まれている点を考慮し、各当事者が受け入れ可能な言語と法的効力を同時に確保する方向で契約を整備しました。
3. 結果
依頼会社は、各国協力会社との協議において契約文案に対する信頼を確保し、短期間でNDAを締結することで技術資料の共有を開始できました。これにより、共同開発の協議を支障なく進めることができ、自社の技術資産に対する法的保護も確保するという実質的な利益を得ました。